トイレトレーニング:オシッコとウンチがでるしくみ


オシッコとウンチがでるしくみ

みどり先生:トイレトレーニングを始める前に、オシッコとウンチが出る仕組みについて、お話ししましょうね。

saori:オシッコとウンチが出る仕組みですか?

みどり先生:はい。私たち大人にとっては、簡単でやさしいことと思える排尿・排便ですが、こどもたちにとっては、とっても複雑で難しいことなんですよ。

eri:う〜ん……オシッコもウンチもそのうち出来るようになるんだから、仕組みなんて判らなくてもいいと思うんだけど……。

みどり先生:そうですね。でも、実は、オシッコとウンチがでる仕組みと、こどもたちの体の機能や知能の発達とは大きな関係があるんです。

みどり先生:体の機能、知能の発達というと「ちょっと難しい」「面倒くさい」と思われるかもしれません。
ですが、オシッコとウンチの仕組みを知ることが、トイレトレーニングについては大切な事なので、是非みなさんに知っておいて欲しいのです。

みどり先生:まず、オシッコとウンチというふうに、2つを分けてお話ししますね。オシッコとウンチをわける理由は、排尿と排便が、別々の器官でされるものだからです。
オシッコは膀胱で作られ、ウンチは腸で作られます。排泄される器官も違いますね。

saori:ウンチのトイレトレーニングのほうが、オシッコのトイレトレーニングより先に出来るって話は聞いたことがあります。

みどり先生:オシッコをがまんできるようになるのが、ウンチをがまんできるようになるのより、少し時間がかかるんですね。

saori:我慢ですか?

みどり先生:はい。我慢は、トイレトレーニングの重要なキーワードなんですよ。


さぁ、では。
まず、ウンチについてお話しましょう。

みどり先生:直腸がいっぱいになると、肛門のなかにある弁が圧迫され、おなかの筋肉が刺激されて、ウンチが下に押し出される運動が始まります。そして、ウンチがでます。
ところが、赤ちゃんは「ウンチがしたい」という感覚がないまま、無意識のうちにウンチをしてしまっているのです。

eri:えっ!? そうなの!

みどり先生:だいたい、1歳から1歳半くらいになると、ウンチが出るという感覚が少し分かるようになり、1歳半から2歳になると、ウンチが出そうとか、出ている感覚がもっと分かるようになります。

みどり先生:そして、オシッコです。
オシッコもウンチと同じように1歳くらいまでは、知らないうちにしています。
これは、まだ膀胱が小さくて、オシッコが少したまると反射的にオシッコをしてしまうからなんですね。

みどり先生:そして、1歳3ヶ月から1歳半くらいになると、膀胱の機能が発達してきて、2時間くらいオシッコをためておけるようになります。
また、脳が発達してくると、膀胱にオシッコがたまったことが大脳に伝わり、オシッコをしたいという感覚を意識できるようになります。

saori:じゃぁ、もしかして……こどもにオシッコとウンチが出る感覚がないうちに、トイレトレーニングを始めるのは無理があるってことですか?

みどり先生:排泄の感覚が薄いと、トイレトレーニングを始めてもうまくいかないケースが多いんですね。
また、まだオシッコが出る感覚がないことと、我慢することが上手にできないということを、親が知らずにトイレトレーニングを開始すると、こどもがトイレトレーニングを失敗したと親は思ってしまいます。
そして、失敗をとがめて、こどもを叱ったり、責めたりすると、こどもの心にストレスや反抗を生み出してしまうので、気をつけなければいけないのです。

みどり先生:月齢の低い赤ちゃんをトイレやおまるなどに連れて行き、そこでオシッコやウンチをさせる、エリミネーション・コミュニケーションというものもあります。

みどり先生:オシッコとウンチが出る感覚をこどもたちが持っているかどうか? こどもたちの体と脳の発達を親が理解したうえで、トイレトレーニングを開始しましょうね。

みどり先生: 今回のお話はここで終わりますが「トイレトレーニングの1番のコツ」は何だと思いますか?
それは子供とお母さんの心の状態。なぜならトイレは、とてもデリケートなもので心の状態が身体(排泄)にも影響してくるから。オムツ卒業の1番のコツをわかりやすく教えてくれているのがこちらの先生です。




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