トイレトレーニング:おねしょと夜尿症のちがい


おねしょと夜尿症のちがい

saori:おねしょと夜尿症のちがいについて、教えて下さい。

みどり先生:夜尿症も、眠っている間におしっこをしてしまうという症状です。だいたいのお子さんが、小学校に入学する頃には、おねしょを卒業します。ですが、おねしょが続くお子さんもいます。
ずっと、おねしょが続く場合を称して、「夜尿症」と呼んでいます。

eri:小学生に入学する頃って……5・6歳ですよね。その頃もおねしょしていたら、夜尿症なの?

みどり先生:いえ。5歳頃までは抗利尿ホルモンの分泌が不十分であったり、膀胱の発達がまだ充分でなかったりと、体の発達の面でおねしょをしてしまう場合があります。
夜尿症は、膀胱をコントロールする神経系の一部が未熟なための症状です。これに様々な緊張が組み合わさっておこります。

saori:どんな子が夜尿症になるんですか?

みどり先生:夜尿症のこどものうち、80%が男の子だといわれています。また、次のようなタイプのお子さんに夜尿症が多いと考えられています。
・気持ちが不安定
・自信がない
・競争したり、物事に取り組むのにしり込みする
・お母さんに反抗できない
夜尿症のお子さんは、ぐっすり眠るようです。これは、眠っている間の無意識の時間に、精神的な面を解放する夢を見ているからだと考えられています。

saori:夜尿症は精神的な面から起こることも、あるということですか?

みどり先生:そうですね。昼間は上手にトイレでおしっこが出来るのに、眠っている無意識の間の感情がコントロールできずに、おもらしをしてしまう子が、夜尿症のお子さんには多いようです。この子たちは、おもらししないようにと考えているのですが、神経系の発達の未熟さに、感情面での要因が加わり、おねしょをしてしまうのです。

eri:夜尿症は、どうしたらいいの?

みどり先生:夜尿症のこどもに必要な事は、自分も一人前の人間だという自信を持つことです。まず、お母さんがお子さんを勇気付けるような態度と発言をして下さい。

eri:誉めれば、よくなるの?

みどり先生:自信を持たせる言葉や行動を起こしたからと言って、すぐに自信がもてるというわけではありません。
お父さんやご家族の方、幼稚園や保育所、学校の先生など、周囲の方の力を借りて、少しずつ身についていきます。
お母さんが一人で何とかしようと気負わず、相談に乗って下さる方に、お話してアドバイスを頂くことを、お勧めします。

saori:女の子の夜尿症の場合、どんな原因が考えられるんですか?

みどり先生:夜尿症の女の子の場合、男の子とは違い、どちらかというと元気がよく、男の子や兄妹と張り合うようなお子さんに多く症状が見られるようです。
また、女の子として扱われることや、男の子と比べられることを嫌がっている事が多いです。自分が女の子であることを、あまり好ましく思っていない気持ちが、おねしょとして現れてしまうようですね。

saori:その場合、どうしたらいいのですか?

みどり先生:人と張り合う気持ちの原因を探り、気持ちをほぐしてあげると良いですね。また、女の子、男の子、関係なくご両親がその子を愛しているということを、話してあげるのもよいかもしれません。

saori:夜尿症の治療は、あるのですか?

みどり先生:夜尿症のくすりもあるようです。ただ、私の考えですが、精神的な問題を抱えていらっしゃるお子さんの場合、お子さんの気持ちをきちんと整理してあげることが、一番の治療方法と思っています。
お子さんの体のこと、整理的な発達のこと、生活面、精神面でのことをアドバイザーや医師の方とお母さんとでじっくり話し合い、お子さんに合った方法で、対応されることをお勧めします。

みどり先生: 今回のお話はここで終わりますが「トイレトレーニングの1番のコツ」は何だと思いますか?
それは子供とお母さんの心の状態。なぜならトイレは、とてもデリケートなもので心の状態が身体(排泄)にも影響してくるから。オムツ卒業の1番のコツをわかりやすく教えてくれているのがこちらの先生です。




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