トイレトレーニング:トイレトレーニングと親の心がまえ
トイレトレーニングと親の心がまえ
みどり先生:みなさんは、トイレトレーニングというと、こどもたちがやるもの、と考えていませんか?
eri:オムツをはずすためのトレーニングが、トイレトレーニングなんでしょ? こどもがやるものじゃないの?
みどり先生:トイレトレーニングを行う主人公はこどもたちです。ですが、こどもたちだけでは、トイレトレーニングは出来ません。トイレトレーニングをサポートしてくれる人──お母さんやお父さん、ご家族が必要なのです。
トイレトレーニングは、お子さんだけでなく、親もお子さんと一緒にトイレトレーニングをする、という、トイレトレーニングを始める親の心がまえを持って欲しいのです。
eri:親の心がまえなんて……なんだか、重苦しい感じ。そんなに、真剣に考える必要ないんじゃないの?
みどり先生:そうですね。トイレトレーニングを行う際、気負う必要はありません。ですが、過度のトイレトレーニングや、注意のいきすぎが、こどもたちの心理面に影響を与えてしまうということを知って頂きたいのです。
saori:そうなんですか!?
みどり先生:怒ることで、恐れ、怒り、反抗、強情などの感情がこどもに生まれます。それが繰り返されれば、こどもの心にストレスが蓄積されていきます。

saori:あ、そうですね……。
みどり先生:排泄は自然な生理的感覚です。トイレトレーニングを始めるこどもたちには、まだオシッコを「失敗」したという感覚はありません。「失敗」というのは、親側の感覚ですね。
みどり先生:親に怒られると、こどもたちは、自分の生理的感覚を怒られたと思います。それは、こどもたちの内側の感覚を否定することに繋がり、こどもの自信をぐらつかせることになってしまうのです。
eri:でも、怒らないようにしようと思っても、忙しかったり、イライラしていたりすると、つい怒っちゃう。
みどり先生:そうですね。トイレトレーニングを行うときは、親のほうも或る程度、気持ちにゆとりを持って行わないといけないと思います。
そういった点で、トイレトレーニングについて、親が心がまえを持つということが大切なんです。
saori:あ、なるほど。トイレトレーニングをやるぞ! っていう意気込みだけが、親の心がまえじゃないんですね。
みどり先生:周りの子と比べてあせったり、保育園・幼稚園に行くまえまでに何とかしたい、期限を決めて完了したい、というふうに気持ちの上で追い込まれた状態で行うのは関心しません。思ったようにトイレトレーニングが進まないことで、イライラも募ります。
eri:気持ちに余裕が必要ってこと?
みどり先生:その通りですね。ゆったりとした気持ちでトイレトレーニングに取り組む。ゆとりを持ってトイレトレーニングに取り組もう、という姿勢を持つことが、トイレトレーニングを始める親の心がまえ、なんです。
saori:心がまえ……気持ちの準備ですよね。う〜ん、でも……不安になったり、落ち込んだり、ネガティブに考えそうです。
みどり先生:難しく考えすぎないで。先にも話ましたが、排泄は生理的感覚です。親の気持ちにゆとりがあれば、こどもたちの様子をよく見ることが出来ます。そうすれば、オシッコのタイミングを見抜けるようになります。お母さんの笑顔を見れば、こどもたちはオシッコを教えようと思います。
saori:はい。
みどり先生:こどもの笑顔を見れば、お母さんも笑顔になる。そうすると、またこどもも笑う。
笑顔のサイクルを作れば、トイレトレーニングはうまくいきます。もちろん、こそだてもそうです。
笑顔を忘れないで下さいね。
